4Kテレビで4K放送は見られないってホント?



4Kテレビの性能

 

 

4Kテレビの性能を2Kテレビとの比較でみていきましょう。DCIにおける、画素数(横×縦)は、2Kが2048×1080、4Kが4096×2160。アスペクト比(横:縦)は、2Kが1.90:1、4Kが1.90:1、画素数は、2Kが2,211,840、4Kが8,847,360、となります。数字でみてもその性能差がわかると思います。

 

また、4K画質ではないデジタル放送やブルーレイ、DVDの映像についても、4Kテレビが4K相当の映像に自動変換(アップコンバート)されて、従来よりも高精細で立体感がある映像を観ることができます。

 

その他の4Kでのコンテンツですが、ケーブルテレビでは、「ケーブル4K」というケーブルテレビ業界共通の4K専門チャンネルがあり、全国39事業者が参加しています(4K受信用のセットトップボックス・STBが必要)。

 

衛星放送では、「スカパー!4Kチャンネル」があり、ここでは旧作から新作まで名作中心に、年間約50本の放送がされています。ただし、月替わりの無料放送以外は、PPV(ペイ・パー・ビュー)で、映画1本ごとの料金が必要となります。「スカパー!4K 総合」では、Jリーグ中継、ドキュメンタリー、バラエティ、4Kオリジナル番組などが放送され、スカパー!プレミアムサービスの加入者なら無料で視聴できます。

 

「スカパー!4K 体験」は、2016年5月1日からスタートしました。これはスカパー!への登録が不要なノースクランブル放送で、4K総合で放送されている番組のダイジェスト版や、風景映像、スポーツの4Kスーパースロー映像も楽しめます。

 

VOD(ビデオ・オンデマンド)/インターネット動画では、「4Kアクトビラ」や「Netflix・ネットフリックス」があります。と、ここまでは4Kテレビの良さを紹介してきたわけですが、次項からは混乱を招いた表題に入っていきます。